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コンテナハウスでカフェを提案するパンフレット

コンテナハウスメーカーのパンフレットを制作しました。
カフェを開業する際にコンテナハウスを活用することで、おしゃれな空間をつくれることを訴求するパンフレットです。

最初に、パンフレットに謎を配置し(謎解き)、謎を解く最後の鍵が展示場にあるというストーリーを展開することで、展示場への誘引を高めることを提案しています。

話し合いの中で、自然豊かな広々とした場所で開放感のあるカフェというコンセプトに基づきパースを制作しました。
コピーライティングは、カフェのコンセプトである自然の中で開けた場所というイメージから、宮沢賢治の『注文の多い料理店』を下敷きに、二人の淑女が道に迷い、「謎解きの多い喫茶店」に入ってしまうストーリーを書いています。
『注文の多い料理店』は、子どものころに読んだことのある人が多く、その独特な物語や文体はなかなか忘れないであろうという意味から、物語に入って行きやすいという狙いがあります。

宮沢賢治の童心を残しながらも、宗教的ファンタジックな文体を壊さないようにかつ、主人公である二人の淑女が、自然に謎解きの問題に向かえるようバランスをとることに留意しました。

デザインは写真素材に加工を重ね、デザイナーの持つ英国風の淑女イメージをふんだんに活用しています。

クライアント:株式会社市川組
ディレクター:幅建実
パース制作:進藤博之
コピーライティング:幅建実
デザイン:塔筋亜紀
謎解き:塔筋亜紀